疲れ
人と人は、騙し合いのような気がしてしまう。そんな気がしてしまうほど私は人間不信のような気がする。
私のことを好きになり、どこまでも応援するといい、喜んで車で迎えにきてくれる人の何を疑おうと言うのだろう。それでも私は心の中で、相手の優しさは何目的だろうと思ってしまう。私の体か?私の金か?私を連れて歩いて自分の心の中の隙間を埋めるつもりか?そんなふうに。
もはやだまされてもよいし、うまくいかなければ離婚してもいいかというくらい私は開き直っている。だから今は相手の気持ちを素直に受け止めることができるし、相手の弱さや情けなさを全て受け止めることができそうな気がする。それなのに、あとほかになにを求めるのか。相手がケチでも、オタクでも、いつも私にくっつき、私のために役に立とうと頑張ってくれてるあの人の気持ちがわからないほど、私の心は腐ってはいない。
私は車で、あの人の横顔を見るときに幸せだと思う。
今まで人を疑って、自分のことを一番に考えてきた人生だった。今も自分は精神的に成熟していない。あの人は私のことを今全面的に信じている。
愛を与える人生を、と思う。