結婚してみました

私がこのブログを始めたのは、結婚相談所に入会すると決めてお金を払ったからです。うまくいくかわかりませんが、どっちに転んでもそこそこ面白い展開になるかと思って。

入籍

11/22はいい夫婦の日だから、この日に入籍しよう、ときめた。前からそうしようと決めていたわけではなく、もっと早くても良かったが、海外出張などがあって親族に挨拶もできていなかったので、帰国してからバタバタと執り行った結果、ちょうどよく11月下旬になったかたちだ。

 

あまりにも多忙で、わたしは市役所に印鑑を持っていくのを忘れた。その日限りで使わなくなる旧姓の印鑑を市役所の近くの百均で買って押した。

 

彼はバツイチなので、本籍を私の家に変更した後に入籍するつもりでいた。前の奥さんの名前は戸籍謄本にならないようにする配慮だ。しかし彼はその重要な箇所に記載を忘れかけて、危うく戸籍謄本をとるたび私は前の奥さんの名前を見ることになるところだった。帰りの車の中でわたしは号泣した。自分が印鑑を忘れたことは棚にあげて。しかも彼は婚姻届の記載にも訂正印だらけで、あまりにも頼りなくて、最悪の入籍日だと思った。しかも、私の婚歴の箇所に、自分の離婚歴を間違って書いて修正した跡だった。バツイチの男なんて選ぶべきではなかったのだろうかと、激しく後悔した。

 

彼は、結果的にのらなかったから良かったと言ったけど、結果の問題ではない。気持ちの問題だと思う。そこだけは本当に間違って欲しくなかった。

 

おかげで、その日にとるはずだった写真館での撮影はキャンセルとなった。

 

結婚した日に、なんかこの人とは離婚するかもなと思ってしまった。

 

でも、相手が私以上にこの結婚を強く望んでいたのは事実。あと、彼がミスをした原因は、彼の前妻の載った戸籍謄本を私に見せまいと焦ったからのようだ。その点については仕方ないと思おうと思った。でも、正直すごく傷ついた。

 

その後、ドライブがてら旅行に連れて行ってくれたが天気は最悪。その後駐車場で対物事故をおこして警察に事情聴取されて、本当にこの人と結婚して良かったのだろうかと何度も思った。彼なりに一生懸命やってくれているのはわかるし、焦ったり緊張したりして心にも余裕がなかったなかでの結婚だから、無理させてしまっていたのだろうか。相手を責めてばかりの私はいけない女性だと自己嫌悪に陥り、相手のミスに心を痛め、自己嫌悪に心を痛め、2倍の痛みがむねをえぐった。

 

私の上司も、旦那さんと結婚25年らしいが、当初から離婚するかもしれないとずっと思っていたらしい。私もそんな感じで、まったく甘くもない結婚生活が始まりそうだ。